Tad Suzuki のブログ

再度フィンボックス交換リペア

 今週、手掛けていた

ファンボードのサイドフィン

 フィンボックスの交換

サイドフィンボックスの交換はとても難しいです。

と言うのは

1.ノーズに向かって角度が付いて居る

2.左右水平位置を間も成らなくてはならない

3.サイドフィンは外開きの角度が付いて居る

先ず最初に水が染み込んで居ないか?

 水が入って居ると広範囲にクロスを剥がして 天日で乾かす作業を

 完全に水気が亡くなるまでやらなければ成らない

 (今回の板はEPSで特に水抜きは難しい)

ボックスの仮止めをする

 この時に上記の3点を完璧にやっておく必要があります。

 最も重要で慎重に進めなければ成りません

 写真を見て頂くと分かりますが

 ボックスがボトムと平らになる様に

 カッターの歯でボックスが沈まない様にセットする

3点は

 全てサイズを測り数値の通りにセットする

 樹脂を流し込み固まった所で、テープを剥がし

 ボックスにテープを張って樹脂が流れ込まない様に

表面を平らにする工程

 クロスを2枚ほど、樹脂にカラーを入れて調整し

 樹脂にも細かくカットしたクロスを混ぜて丈夫になる様に

 全てのキズ、凹みを埋める。

1日置いて樹脂が完全に硬くなった状態で

 サンデング,水研ぎ、カラー調整し、クリアーを吹きつけて

 其の後、乾拭きをして艶だし、完成

サイドフィンボックス交換はリペア技術が凝縮した難しい作業と成ります。

 リペアには色々な事が有りますが

ユーザーさんに分かって欲しい事は

 1. 水が入って居たら 其れを抜くのに何日も掛かると言う事

 2. 傷のか所に テープや、キッチンテープが張って有ったり

    自分が直した箇所等が有ると

    其れを除去するために大変な労力が必要 作業台が汚れたり

    傷の近くのWAX落とし、ごみ処理、等、無駄な労力が掛かると言う事

 3. 出来れば フィンは 外して持って来てもらう事

以上こんな難題を抱えながら何処のリペアマンも日々苦労してやって居ます。

  

 今日から新たに

ユーザーさんが長年使って居たロングのオールメンテを請け負って作業に入ります。

 最大の難問はデッキの剥離です。

其処に柄が入って居るので、仕上げは其のがらも再現する事に成ります

キズは無数いに合って20か所以上は有ります

 どうやって重く成らない様にするか?

今頭を悩ませていますが、20年以上も前に

 私が削った板で、とても有り難く

   楽しくやらせて頂きます。

 又ご報告させて頂きます

今日はサイドフィンボックスの交換でした。

再度フィンボックス交換リペア

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