写真は
今から40年前の物です。
280のロングのツーピースのテストです。
パークのラチエン前で
クラブ員の田中君に撮って貰いました。
写真をよく見て頂けると分かります
接続部分は赤のベルトに成って居ます。
ウインドサーフィンのカーボンの折れたマストを利用して試作しました。
今の完成品とは程遠く
手加工と補強に材料がかさみ
重くて、接続部分もアルミの板をデッキ&ボトムに当てて
4本ずつのボルトで固定した初歩的な物でした。
唯、重い板も海に浮かべると其れほど苦痛ではなくて
普通にサーフィン出来ました。
其れから延々と時間が経過し、壁にぶつかり
一歩も前に進むことが出来ずに一度は諦めかけた時期も有ります。
当社の工場では自分しか作ることが出来ず
弟の省吾氏も首を縦に振ることは在りませんでした。
海外に製作してくれるところを求めて
最初はタイの工場に出向いて製作しましたが
マダマダ自分の考えが纏まらず無駄に時間と費用を費やしました。
次は台湾の日系人が経営する工場に製作を依頼し
製品化に成功しました。
しかし、マダマダ難題は多く満足の行く物では有りません。
その後台湾の工場はオーナーが亡くなり
数年で工場は閉鎖されて又時間は経過しました。
それでも諦める事は無く
後、もう少しで手が届く所まで来ているので
色々と足を運び、今の工場に辿り着きました。
バンブー&レールカーボン
やっと理想の素材に辿り着き
わずか2年でR&Dを繰り返し
強度&軽量化
と言うツーピースの難題をクリアする事が出来ました。
通常の板より丈夫、と言う証明もできました。
カーボンで出来た2本のパイプは
過去、折れたことが有りません。
完璧な夢の商品が誕生しました。
私が40年前のテスト映像
他は現在の完成品です。