昨日
9,8fの板をシエープしました
EPS素材でNoosaModelを基本に
ユーザーさんのリクエストに合わせて忠実に削りました。
シエープルームにはエアコンが無い(部屋の外には有ります)ので
足元に扇風機を回しながらのシエープです
汗をかくこと自体は嫌いでは有りません。
身体から不純物が流れ落ちる様な、そんな気がします
終わった後のシャワーが極楽で
T-シャツも洗っちゃいます。
材料の耳を落とす(アウトラインを切り落とす)から始まって
少しですがコンケーブの型
サンプルボードのレール形状等
独自に編み出した方法で作業は進行します。
ランチの時間に成っても
手は休めません。
手を止めてしまうと流れが止まって作業手順が狂う場合が有るので
大事な事です。
シエープが終わりコーテイングルームに板は移動して行くんですが
此処から先は 私の手は離れるので
ロゴの位置、デッキ補強の広さ、位置 等細かく打ち合わせをします。
EPS素材はシエープの後フォームの目を平らにするので
通常 サインはフォームにじかにするんですが
其れが出来ないので仕上げ前に手書きで入れる様に成ります。
今後仕上がるまでに1か月チョットは掛かるので
完成したら 又ブログアップさせて頂きます。
今日は朝9時からシエープです。
ユーザーさんは鵠沼店で
9,8Fを試乗し、気に入って呉れて
オーダーに成りました。
20日に茅ケ崎迄来て頂き
細部の打ち合わせをしました。
ノーズ側を幾分ノーズライダー風に
素材はEPS で 少し重めに (8,5kg)位
鵠沼店に陳列してある
スリーストリンガーのボランで巻いたビンテージ
と同じような仕上がり。
と言う事で素材がEPSで全く同じ風合いには行きませんが
極力そのリクエストに近い仕上がりにしたいと思います。
ユーザーさんの想いが詰まった
世界に1本 を今日はシエープします。
基本は9,8Fです。
その為に細かなサイズチエックをし
レール形状の型も取ります。
同じ板を作って。と言うのは
シエーパーに取っては難しい難題で
サンプルボードのデーターを如何に細分化して数値化するしか有りません。
唯、幸いな事に
此の板は NoosaModelがアウトラインに成って居るので
テンプレットが有ります。
レール形状、ノーズハイト& テールロッカーハイトを
シッカリとキープすれば完璧なシエープは出来ます。
ノーズ側を幾分ノーズライダー風に。 と言うのは
ワイドを+何ミリ、何センチにする事で解決できます。
唯このサイズで余りノーズ側を広くするのは
ノーズライドは楽に成りますが
コントロール性に問題が出るので
重く成らない様にサイズ調整し、少し厚みを落として
軽量化する様に考えて居ます。
シエーパーは
ユーザーさんの要求をそのまま受けて良い訳では有りません
リクエストを聞きながら
問題点は意見調整し、納得のいく方向性を見出さなければ成りません。
それは自分的に経験の度合い、尺度が違うからです。
一流シエーパーに成るには
ユーザーさんの要望を取り入れながら
しかし枠からはみ出る事には適切に意見交換が出来る事が重要です。
リクエストが複雑であれば、あるほど
意見交換は重要です。
{良い物を作る}
と言う信念は決して曲げる事が有っては成りません。
今日は難しい板に成ります。
時間を掛けて慎重に削って行きたいと思って居ます。
材料屋のストックを写真にしました。
2年前は材料が入らなくて
サーフボード工場は窮地に立たされました。
処が今はストックが山ほどあって
何処のファクトリーも生産が落ちていて
その分材料の在庫が沢山。と言う状況が生まれて居ます。
需要と供給
何時の時代も難しい問題ですね
HotStickは前からあるモデルで
多くのユーザーさんに愛用されている板です。
今回新製品として
バンブー+カーボンレールの
軽量かつ頑強なモデルが完成しました。
元々HotStickはスペック的に
楽な板で、おじさんが泣いて喜ぶ最強のモデルです。
長さ252 x 幅58,5 x 厚さ7,8
誰が乗っても テイクオフが早く、乗るとショート感覚で
板を動かせる。
こんな楽しい板は有りません
今回ニューモデルの バンブーホットステックをお買い上げの
山下さんは前の板もHotStickでした。
今回はニューモデルをリピートして頂いた事に成ります。
凄く気に行って頂き、今日も鵠沼で入って居ます。
HotStickは ツーピース(2分割)も有ります。
リペアは
どんな事でも出来ます。
今回は
破損したFinBoxを取り除き
Fcsのカップに交換、と言う修理です。
此処で難しいのは
破損したFinBoxを取り除くときに
出来るだけ周りを傷つけない事です。
そして最も注意をしなければ成らない事は
1. フィンの前後の角度
2. 開き角度
3. フィンのフラット
此の3点です。
その為には、色々と工夫します
写真のカッターの刃が2枚使われています
これはFinBOXが沈まない様にキープして
樹脂で仮接着します。
この時点で全てのゲージを正確にセットするので
此の仮接着が最も重要です。
何でもそうですが
やって居る内に色々とわかってくることが多く
工夫が生まれて
難しい事が段々手順を踏めば
正確に簡単に出来る様に成って来ます。
私はほぼ毎日リペアをして居ますが
お客様が喜んでくれるのを見ると
凄く楽しくて、物作りが好きな自分には
向いて居る仕事だなー。 と感じています